妄想に囚われちゃってない?「運命の恋をかなえるスタンダール」で学ぶ極意とは
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はじめに
こんにちは。かーちゃんです。
もう2017年も終わりですね!
そして、クリスマスという行事も終わりましたね。
毎年縁がなさすぎて、何も考えずにクリスマスにはアルバイトを入れ、同じバイトの人と「今年は彼氏と過ごすんで〜っていって休んでみたいですね」なんて話をしていました。うぅ・・・
はい、今回読んだ本は水野敬也さんの「運命の恋をかなえるスタンダール」。
最初はただ面白い本だと思っていたのですが、そこはやはり水野さん。
しっかり役に立つポイントが抑えられている・・・!
ではでは紹介していきますね。
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どんな話?
この話は、子供の頃におきた事件をきっかけにパニック障害になった、本が大好きな万平聡子が主人公。
ある日、聡子の本棚から勝手に「恋愛論」という本が飛び出してきて、しかも本の中から恋愛論の著者である「スタンダール」を名乗る男が出てきます!
そしてある出来事をきっかけに、聡子はスタンダールの力を借りつつ、憧れの男性とお付き合うするため奮闘する、というお話です。
自己啓発の小説本として有名な「夢をかなえるゾウ」も水野さんの作品ですが、それと少し似ていますね。得体のしれないやつの力を借りて努力していくところとか・・・
笑いあり、涙あり。スタンダールが出てきたきっかけを聞いたときは思わず涙してしまいました。
ちなみに、「恋愛論」というのはフランスの作家スタンダールが、自らの経験に基づいて各時代、各国の恋愛について書いた本のこと。
スタンダールはあまたの女性を好きになりますが、なかなか成就はしなかったそう。
「それじゃ、全然役に立たないんじゃないの?」と思うかもしれません。
でも、著者が冷静に分析してきた「恋愛論」はなるほどな、と思わされる部分がたくさんあります。
ameblo.jp
この水野さんのブログを見るとちょびっとだけ「恋愛論」の内容がわかるかも。
この本に特に共感できるのは、
- 自分に自信がない
- コミュニケーションに緊張してしまう
- 周りの目を気にしすぎてしまう
結晶作用
「恋愛論」の要であり、聡子も参考にした恋愛での一番大事な要素。
それが「結晶作用」。
例としてあげられるのは、「あばたもえくぼ」というやつですね。
好きになった相手に対しては、欠点であっても美しく、愛らしいものに見えてしまう作用のことらしいです。
スタンダールは、好きになってもらうには「自分に対して、相手に結晶作用を起こさせればいい」と言います。
好きな人がいるとなんでもない日常さえキラキラしてしまう、なんだか自分を磨こうと思えてくる、そういう感情を相手に起こさせるのが要らしいです。難しい・・・!
そこで効果的なのが「周りの評判になること」。
人って、「あの人かっこいい〜」「あの子かわいいな」のようにな同性の評判を、自分の感情よりも重んじやすいそう。そして、そう言われてる人に対して結晶作用を起こしやすいのだとか。
そんなの、かっこいいとか、可愛い人しか無理なんじゃ?と思うじゃないですか。
でも「評判になること」というのは「かわいい、かっこいいと評判になること」だけじゃなく、たとえば「髪をロングからショートにした」とか、「いつもはズボンなのにスカート」とかそういう外見の評判でもいいんです。
つまり、自分の行動や努力次第で「評判になること」は十分可能なんです!
自分の顔や姿、あらゆるものを見つめて長所を探し、長所を伸ばす。そして自分に自信をつけていくことによって「あの子なんかいいよね」といった風に評判になっていく・・・正のスパイラルですね。
ギャップを生み出す
主人公の聡子は、よく漫画とかに出てくる典型的な「文学少女」です。
本が大好きで、人とのコミュニケーションが苦手。(ちゃんと理由があるのですが・・・)
しかし、本を読むのが好きということは魅力的なことでもあります。
知識があって教養もある、いろんな人の感情に本を通して接してきています。
でも、その魅力を輝かせるためにはそのままではわかりにくいまま。
そこでスタンダールは、そういった「文学少女」が苦手な分野である、外見の美しさや、ちょっと思わせぶりな態度をとったり、ちょっかいをかけるようなコミュニケーションを磨くように言いました。
そうなんです。こういう「苦手分野」を磨いていくことで魅力に変える事が出来れば、その反対にある元から持っていた「文学少女」の魅力がギャップでさらに輝くんです!
私はどちらかというと強みをめちゃめちゃ伸ばして苦手をカバーするタイプなので、苦手分野を頑張る事で結果的に得意分野が輝くということにびっくりしました。
おわりに
他にも色々、スタンダールの聡子への深いアドバイスが載っているのですが、それは本を読んでのお楽しみということで。
最後に本の中で私が一番好きな言葉を。
「成長することを後ろめたく感じている暇はないはずだ」
ではまた!