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「君の膵臓をたべたい」の感想を語る(ネタバレあり)

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はじめに

こんにちは!かーちゃんです。
今回読んだ本は、「君の膵臓をたべたい」です。

映画化するということで話題なこの作品。
そしてタイトルが刺激的ですよね。「君の膵臓をたべたい」って・・・?

タイトルからは少しグロテスクな感じを想像しそうですが、全く違いました。

以下ネタバレ含む感想です。



本について

君の膵臓をたべたいとは、作家「住野よる」さんのデビュー作品。
住野よるさんは、サイト「小説家になろう
にこの作品「君の膵臓をたべたい」を投稿し、有名になりました。

そして、このお話のあらすじ。
Amazonからの引用です。

ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。

君の膵臓をたべたい」とは?

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衝撃的なタイトルですが、どんな意味を持っているのでしょうか?

この2人はあらすじの通り、偶然病院で出会います。

そしてそこから「仲良くなりたい」という桜良が主導となって、二人でご飯を食べに行ったり、旅行をしたり。

彼女は膵臓の病気で寿命がおよそ1年しかなかったのですが、その間にどんどん仲良くなっていきます。


ちなみに、主人公の【秘密を知るクラスメイト】は、教室の隅で一人で本を読み、友達がいないタイプ。
そして、病気を患った山内桜良は、どんな人とでも仲良くなれる、明るいタイプです。

ちなみにこの主人公、最後の最後まで名前が明かされません。
【秘密を知るクラスメイト】、【目立たないクラスメイト】など、呼ぶ人によってかっこの中身が変わります。

作中にはいくつかヒントが散りばめられているので、「どんな名前なんだろう?」とずっと考えながら読んでいました。


そして、そんな2人がお互いの「人を愛せるところ」「自分自身を見つめて魅力を作り出しているところ」という正反対なところに憧れて、お互いにこんな風になりたい、と憧れを持っていくようになります。



・・・と書いてきましたが、実は、「お互いに憧れを抱いていた」ことは、彼女が亡くなってから、彼女の書いていた日記帳、「共病文庫」内の遺書で明かされます。

作中で彼女は亡くなります。
ただし、膵臓の病気でなく、通り魔の仕業で。

彼女の遺書には、ずっと主人公に憧れていたと書かれていました。
そして、「君の膵臓をたべたい」とも。

「君の膵臓をたべたい」とは、憧れを抱き、主人公のようになりたい→「君の爪の垢を煎じて飲みたい」→「君の膵臓をたべたい」と言い換えたってことだったんです。

そしてさらに、彼女が亡くなる前、二人はカフェで待ち合わせをしていたのですが、その時に主人公が彼女に送った最後のメールも「君の膵臓をたべたい」。

おわりに

つい先ほど読み終わったばかりなので、整理できていない、というかまだ感情がもにょもにょしてます・・・

でもせっかくだし、この生の気持ちを書いてみました。

ただ、やっぱり小説はまっさらな気持ちで読んだ方がいいですね。
(ネタバレ記事の最後にのっけてもという感じですが)

ではまた!