95ぱー好きなことだけ。

理想の自分になるため、毎日を好きで埋めるろぐ。

「本当の自分」なんて無くて当然。

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はじめに

おはようございます。かーちゃんです。

お盆休み読書企画。
二冊目は佐渡島庸平著「ぼくらの仮説が世界をつくる」です。

ちなみに一冊目はこちら。
www.95-tanosii.com

本について

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[出典:
宇宙兄弟 / 小山宙哉 - モーニング公式サイト - モアイ
]
こちらの本の著書、佐渡島庸平さんは「ドラゴン桜」や「宇宙兄弟」などのヒット作を担当した元講談社の編集者でした。

今は漫画家や作家など、クリエイターのエージェントを行う株式会社コルクを立ち上げ、代表取締役をつとめられています。

この本には、そんなヒット作を手がけた佐渡島さんの考え方がまとめられています。

そして、私が一番気になったのは、「分人主義」という考え方についてです。

もし、「本当の自分がわからない」「自分がどんな人間なのか自分でもわからない」と悩んでる方はこの考え方を取り入れてみるといいかも。

分人主義とは?

作家、平野啓一郎さんが提唱する「分人主義」。

一人の人間の中には様々な顔があります。

「家族といる時の自分」「恋人といる時の自分」「友達Aといる自分」「友達Bといる自分」・・・。

そういった様々な人によって引き出される「分人」の集合体が「自分」である、という考え方のよう。(ざっくりです)

本当の自分なんていない

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よく「自分探しの旅」なんて言いますよね。
目的としては「本当の自分を探しに行く」だと思います。


でもこの考え方で行くと、「本当の自分」なんていないんですよ。
友達とはしゃいでる自分も、好きな人と上手く話せない自分も、ぜんぶ人によって引き出された「自分」の一部。

「よく好きな人の前だと上手く喋れない。本当の自分が出せない」という悩みを聞きますが、「好きな人の前で上手く喋れない自分」は「好きな人によって引き出された」自分の一部。

別に「上手く喋れないこと」は自分で演じてそうなったわけじゃない。
「自然とそうなってしまう」のだからこれも間違いなく本当の自分ですよね。

「いろんな人によって引き出される自分」を楽しめれば最強なのでは?

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この分人主義は、実際に関わる人間でなくても、アイドルなどの芸能人、小説などの作品でも起こりうるんだそう。

「アイドルのファン」はもちろんそのアイドルを応援しているんだけども、同時に「ファンでいる自分」も好きなんだろうな〜と。

確かに、アイドルのファンでも、目の前の好きな人でも、「その人と会う時のために可愛くなろうと頑張る自分」ってなんかいいですもんね。

なので、もし本当に自分のことを知ろうと思ったらいろんな人とか関わったり、見たこともないような芸術とかに触れたりすれば「今まで引き出されてこなかった自分」に出会えるのかもしれません。

先に書いた「自分探しの旅」も、「本当の自分を探す」のではなく、「新たな自分を吹き出すチャンス」と捉えればいいのかも。


実際このブログ書いて自分はこんなことを考えてたのか、とびっくりしました。
これは、「ブログによって引き出された」自分ですね・・・!

おわりに

本当の自分なんて存在しないんだぜ!
という記事でした。

私は子供の頃から、なんで友達Aちゃんの前とお母さんの前の自分が違うのははなんでだろう?と思ってたので、「引き出される自分」が違うという分人主義の考え方に納得しました。

ではまた!