「旅猫リポート」を読んだ
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はじめに
こんにちは。かーちゃんです。
外が暑いので家の中での読書、アニメ、映画、ゲームが捗りますね。
ちなみに今はARMSをやってるので運動不足も心配なし!のはず。
www.95-tanosii.com
さてさて、今回は有川浩さんの「旅猫リポート」について。
有川浩さん
有川浩さんは、「阪急電車」「図書館戦争」などでおなじみの作家さんです。
出した本が軒並み映画になったりドラマになったりアニメになっていますよね〜
と、調べていて気づいたのですが、この「旅猫リポート」も福士蒼汰さん主演で映画化されるそう!
ますます注目作品です。
ちなみに私は「塩の街」「植物図鑑」などの恋愛小説系は読んだことがあるのですが、他のは読んだことがなかったので・・・
今回の「旅猫リポート」が初です。
ちなみに、講談社文庫版だけでなく、青い鳥文庫版、そして絵本もあります。
あらすじ
飼い猫のナナを手放さなければならなくなったサトルは、ナナの引き取り手を求め、銀色のワゴンに乗って旅をする。サトルの幼少のころから現在までを、時間を追って再確認する旅でもあった。
[出典:
旅猫リポート - Wikipedia
]
ナナはもともと野良猫だったですが、交通事故にあったことをきっかけにサトルに引き取られます。
このお話は、「猫のナナ視点」「サトルと関わりのある人たちの視点」の二つから構成されていて、主人公であるサトル視点、サトルの心情などは出てきません。
それがこのお話の重要なところだったんだな、と読み終えてからは思います。
最初は「ナナを手放さなければならない」理由がわからないのですが、引き取り手を探していくうちに理由が明らかになっていきます。
心に残った部分
宮脇は明るくて友達も多く、一緒にいると自然にクラスに溶け込めた。元が人好きするタイプではないし、持って生まれた体格と強面で遠巻きにされがちなので、宮脇がいなかったらずっと一人でぽつねんとしていたかもしれない。
これは、サトルの中学校の同級生である吉峯の回想部分。
この他にも、サトルが社交的な人物であることがいろんなところで書かれています。
しかし、サトルは小学生の時に事故で両親を無くし、それから転勤の多い叔母さんに引き取られて転校の多い生活でした。
そんなサトルはどんな思いでこの時期を乗り越えたんだろう・・・って考えます。
僕は絶対にサトルを置いていったりしない。
ナナの引き取り手を探す旅をしていたナナとサトルでしたが、本当はサトルはナナを手放したくないんですね。
それでもナナの幸せのために探すのですが、ナナはサトルの気持ちを察してサトルのそばから離れないことを誓います。
そしてこの言葉からラストが始まります。
終わりに
今回はなるべくネタバレなしで感想書きました。
読んでいくうちにサトルがナナを手放す理由がわかって、そこからは涙するので、ぜひ本を読んでほしいです。
ではまた!